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ガバナンスは、バカザンス

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昨日、テレビの報道番組で経済再生/新型コロナ対策担当大臣の西村さんが社外取締役によるコーポレート・ガバナンス(企業統治)に触れていた。発言の主旨からして、彼はこの仕組みを優れたものと理解しているようだ。

やはり、この人はマニュアル(教科書)男子なのだな、と唸ってしまった。そんな人が、マニュアルがまったく歯が立たないコロナ禍との戦いをリードしているわけだから、恐ろしい。

ま、それはともかく、社外取締役制度という仕組みによるガバナンスは表層的なものでしかない。経営学の教科書が推すグローバル・スタンダードではあるが、世界の「普通」だからといって、優れたものとはまったく限らない。

本質的に、企業は人の集まりである。そうである以上、企業のすべての仕組みは、人がつくり、人が回すものである。だから、人がダメならすべての仕組みはダメになる。ガバナンスもダメになる。

本質的なガバナンスとは「人づくり」なのだ。「人づくり」をないがしろにして、いくら優れているとされる仕組みを入れてみても、いくら優れているとされる人を社外取締役に招いてみても、うまくいくはずがない。

仕組みを入れてうまくいっているように見える企業があるとすれば、それは仕組みが優れているからではない。それを回す人がもともと優れているからなのだ。

と言うと、しばしば「人の質が下がってしまった今の時代、性悪説に則ったガバナンスの仕組みを強化せざるを得ない」と返される。特に、マニュアル人間である知識エリートからそれが来る。

しかし、人の質が下がってしまったことについては同意だが、「人間の本性は悪である」という意味の性悪説には同意できない。総じて人は悪いところだらけだが、人が「生来」悪いものだという証拠はない。あるなら遺伝子レベルの話のはずだが、「性悪遺伝子」などないだろう。また、仮にそれがあったとしても、後天的に性悪の発現を抑制できないという証拠もない。

実際は、善悪の程度に個体差があるにせよ、「人間は、後天的に環境次第で善くもなれば悪くもなる」が正しいのだ。つまり、環境づくりも教育の一部と考えれば、人は、教育次第で善くもなれば悪くもなる。

だから、ガバナンスを強化するなら、仕組みよりも教育を強化しなければならない。教育を強化すれば、下がった人の質も挙げられる。善人教育こそが本質的なガバナンス強化策なのだ。

ところが、それをしないから、いつまで経っても企業の不祥事は、おさまらない。おさまるどころか、悪質化、巨大化の一途をたどっているのが現実である。

近年のガバナンスは、企業の本質からはるかに遠い、バカなガバナンス。
まさに「ガバナンスは、バカザンス」なのである。

本質的なガバナンスの方策としては、まず、経営者を善人にすることだ。
今の経営者には悪い奴が多すぎる。経営者を監視すべき社外取締役も、悪い経営者が招いた悪い奴だから、ガバナンスが効くはずもない。悪い経営者が従業員に向かって善人になれと言っても説得力がない。

と言うと、しばしば「今の経営者には悪い奴が多すぎる、には賛同できない」と返される。特に、マニュアル人間である知識エリートからそれが来る。
おいおい待ってくれ、さっき人間は性悪だと言ったのは誰だっけ? 経営者を例外視する根拠を教えて欲しいものである。

Good? or Not Good?