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「良い結果」を生む、本質的な「良い原因」

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経済・ビジネス
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この世のあらゆる結果は、原因が生むものだ。
だから、結果を生むためには、原因を生まなければならない。
この物理的な真実に、何人も抗うことはできない。

なのに、原因には目を向けず、結果だけを論ずる経営者が後を絶たない。そういう経営者は売上や利益などの結果だけを見て、不振に陥れば「なんとかしろ」と言うだけだ。
近年は、株主からの圧力が強まっているものだから、結果偏重の経営者は増えている。もはや結果偏重が経営者の「普通」になっていると言ってもいい。

無論、ビジネスにおいて結果は重視すべきである。だからこそ、企業というビジネス主体のリーダーたる経営者は、原因をより重視しなければならない。
経営者は、「良い結果」を生む「良い原因」を生まなければならない。それができない経営者は、無能である。

だからといって、『「良い結果」を生む「良い原因」となる「良い仕組み」を導入しましょう』などと「普通」のコンサルタントにありがちな表層的なことを言うつもりはない。
「良い仕組み」は大事だが、「良い仕組み」は「良い人間」という「良い原因」が生む「良い結果」なのだ。

どんな仕組みも「良くない人間」が回せば、ガラクタになる。そもそも「良くない人間」は「良い仕組み」をつくれないし、導入できない。
コロナ禍で露呈したIT化の大幅な遅れを取り戻すべく、いまDX(デジタルトランスフォーメーション)推進が叫ばれているが、ITの仕組みも例外ではない。

ビジネスで「良い結果」を生む本質的な「良い原因」は、「良い人間」なのだ。経営者は、「良い業績」を生みたければ、「良い従業員」をつくらねばならない。

よく知られるように、パナソニックの創業者である松下幸之助氏は、「松下電器(当時のパナソニック)は何をつくるところかと尋ねられたら、松下電器は人をつくるところです。併せて電気器具もつくっております。こうお答えしなさい」と言っていた。
松下氏は、本質に迫れている偉大な経営者だったのだ。彼が「人づくり」を懸命にしたからこそ、パナソニックは数兆円企業にまで成長することができた。

しかし、松下氏の没後、パナソニックの経営者は本質から離れ、結果偏重で仕組み依存の「普通」の経営者になってしまった。だから、結果も良くない。
1990年代後半以降、売上高は、数年を除いて7兆円から8兆円の間で横ばいだ。利益でも、1992年以降、黒字でも地をはうような低空飛行か大幅赤字に落ちている(日経ビジネス:パナソニックが示す成長阻害の4つの「病」)。

かつてパナソニックの永遠のライバルと言われていた私の古巣、ソニーでも同様のことが起きた。
創業者である盛田昭夫氏と井深大氏も、本質に迫れている偉大な経営者であった。本質に迫れる人材を「出る杭」と呼び、「出る杭」を重んじた。それは、「出る杭(正確には「出るクイ」)求む!」という求人広告を新聞に出すほどだった。
彼らは「人づくり」の名人だったのだ。結果、ソニーは当時の世界から神話ともされる奇跡の成長を遂げた。

しかし、両氏の没後、ソニーの経営者は「普通」になった。結果偏重で仕組み依存の経営者が続き、結果、2000年代に入って10年に及ぶ長い低迷期に突入した。
今、ソニーは復活軌道に乗っているが、それは数年前に「原点回帰」を宣言してからのお話である。

どうやら、パナソニックも、来月(2021年4月)の社長交代が決まった昨年末あたりから「原点回帰」を言い出しているようである。いい傾向だ。
それが「人づくり」という原点への回帰を意味しているのであれば、きっとうまく行く。

かつてのように、ソニーとパナが再びライバルとしてしのぎを削るようになれば、日本はもっと盛り上がる。GAFAにも十分対抗できるだろう。楽しみである。

Good? or Not Good?