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時空(空間)とは何か

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事典、辞書によれば、時空とは「縦、横、高さの3次元をもつ空間に、時間も加えた4次元の座標で表される広義の空間」(知恵蔵)である。
空間とは「物体が存在し、現象の起こる場所」(デジタル大辞泉)だ。

まとめると、時空(4次元空間)とは「縦、横、高さ、時間の座標で表される、事物が存在する場所」であることになる。
つまり、時空とは「この世に事物が存在する」と言うときの「この世」なのだ。

そして、「この世」は、一つしかない。
だから、時空は、一つしか存在しない。
一つしか存在しないものに「事物の普遍的な特徴」、すなわち本質はない。

ならば、「時空とは何か」を規定することはできない。
本質とは「事物が何か」を規定する唯一のものであるからだ(「本質とは何か」参照)。

よって、「時空とは何か」は分からない。
これが結論である。

とは言え、一つしか存在しないものにも「事物の個別的な特徴」はある。
「事物の個別的な特徴」では「事物が何か」を規定できないが、「事物がどのようなものか」を規定することができる。
ゆえに、「時空の個別的な特徴」で「時空とはどのようなものか」を規定することができる。

では、「時空の個別的な特徴」には何があるのだろう。

先述の事典、辞書に従えば、時空は「縦、横、高さ、時間の座標で表される」という属性と「事物が存在する場所」という属性を持つ。

その内、「縦、横、高さ、時間の座標で表される」という属性を持つということは、単純化すれば、「位置(4次元の位置)」という属性を持つということである。
「位置」は、時空に存在する事物の属性であるとも考え得るものだ。

しかし、時空には何の事物も存在しない部分があり、そこにも「位置」はある。
ならば、「位置」は、時空に存在する事物の属性ではなく、時空の属性であることになる。

時空に存在する事物は、それぞれの「位置」を持つのではなく、時空が持つ特定の「位置」に存在する、と考えるべきなのだ。
ゆえに、「位置」は、時空だけが持つ属性である。

他方、「事物が存在する場所」も、時空だけが持つ属性である。
「この世」以外に、事物が存在する場所はない。

つまり、「時空の個別的な特徴」には「位置」と「事物が存在する場所」という特徴がある。
よって、時空とは「位置を持つ、事物が存在する場所」であることになる。

ただし、「この世に事物が存在する」ことは、我々が何かを考えるときの言わずもがなの前提だ。
時空に「事物が存在する」ことは、言わずもがなの前提としてもいい。

また、そもそも「場所」とは「位置」という属性を持つ存在である。
「場所」は、時空の言い換えか、時空の一種なのだ。
「位置を持つ場所」という表現は、適切ではない。

したがって、時空とは、「時空とはどのようなものか」の意味で、「位置を持つ存在」であるとするのがよさそうだ。
要するに、時空とは「位置を持つ存在」なのである。

そして、おそらくだが、人間は、「位置」をまずは「縦、横、高さ、時間」の量として認識する。
その量を「量のものさし」と「目盛り」という「量の形式」の組み合わせである座標に当てはめて「位置」を認識するのだろう(「数とは何か」参照)。

なお、時空の一部も時空である。
そう考えれば、時空は一つではなく、ゆえに、「時空とは何か」は本質で規定できる。

そして、「位置を持つ存在」は「時空すべてに共通し、他の事物すべてに共通しない属性」、すなわち時空の本質である。
よって、時空の一部も時空と考えるときも、時空とは「位置を持つ存在」である。

ちなみに、時空、すなわち「この世」は「宇宙」でもある。
「宇宙」には、「宇宙の向こうには何があるのか」という疑問が付きまとう。

この疑問は、人間の認識が「範囲」という形式を持つから生まれるのではなかろうか。
認識上、「宇宙」に「範囲」を設けるから、「宇宙には果てがある」となり、「宇宙の向こうには何があるのか」となる。

そう考えると、そもそも「宇宙」に「果て(範囲の境界)」などなく、ゆえに「宇宙の向こう(別の範囲)」もないのではないかと思えてくるのだが、いかがだろう。

Good? or Not Good?